【管理栄養士監修】ストレスに負けないための栄養素を含む食品を解説!
2023年5月3日
ストレス対策 サプリストレスビタミンC抗うつこんにちは!きつねとうさぎブログの管理栄養士hareです。
今回は近年、誰もが抱えていると言ってもいいストレスについてのお話と、その解決策についてご紹介します。
仕事や人間関係において様々なことがストレスとなって、気付かないうちに皆さんの身体や心に悪い影響を与えていることがあるかもしれません。
本当ならストレスの原因となるものを取り除けることが出来れば1番いいのかもしれませんが、仕事や人付き合いとなると、なかなかそうもいきませんよね!
そこで今回は取り除くことが出来ないストレスをできるだけ軽減する食品について詳しくお話ししていこうと思います。大切な心と身体を守るために是非最後までお付き合いください!
目次
ストレスを溜めるとどうなるの?
心や身体に現れる影響
私たちの体はストレスを感じると、それに対抗するために様々な症状が現れます。
ここでは心理面と身体面に分けて見てみましょう!
心理面に現れる影響
- 活気の低下
- イライラ
- 不安
- 抗うつ(気分の落ち込み、興味・関心の低下)など
身体面に現れる影響
- 身体のふしぶしの痛み
- 頭痛
- 肩こり
- 腰痛
- 目の疲れ
- 動悸や息切れ
- 胃痛
- 食欲低下
- 便秘
- 下痢
- 不眠など
これらの症状は自律神経系、内分泌系(ホルモン)、免疫系の乱れにより身体反応として現れます。
ストレスを受けるとビタミンCを消費する
これらのストレス反応は、長時間に渡るストレッサー(ストレスとなる刺激)を受けた場合や、強いストレッサーを受けた時に生じる生体反応であり、ストレッサーに対する生体の自然な適応反応と考えられています。
このような、ストレスに対する適応反応が起きる時、私たちの身体の中では、アドレナリンを放出します。また、同時に大量のビタミンCが消費されます。そのため、ストレスを感じたときはビタミンCを意識して摂ることが大切になってきます!
ストレスを受けた時に摂りたい食品
不足したビタミンCを多く含む食品
- パプリカ
- ブロッコリー
- アセロラ
- イチゴ
- オレンジ
- 柿
- グアバ
- レモン
- グレープフルーツ
ビタミンCは水溶性ビタミンのため、水に溶け出してしまいます。また、熱に弱いため、加熱によっても失いやすくなります。効率的に摂取するためには、水や熱に接する時間を短くしたり、煮汁ごと飲めるスープにしたりするのがお勧めです。
神経の興奮を抑え安定させる作用のある栄養素
ビタミンB群
ビタミンB群には、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンの8種類があります。これらは単独ではなく、複合的に作用するのが特徴。
- ビタミンB1・・・豚肉、大豆、ナッツ、 など
- ビタミンB2・・・魚、卵、乳製品 など
- ビタミンB12・・・魚介類、肉類などの動物性食品
カルシウム
- 乳製品
- 骨ごと食べられる小魚
- 大豆製品 など
マグネシウムなど
- 海藻類
- 魚介類
- ナッツ など
マグネシウムはカフェインの摂取によって体外に排出されてしまいます。カフェインは様々な飲み物に含まれていますので、食事中に飲むことは出来るだけ避け、食後に飲むようにしましょう。
気が滅入った時、落ち込みが激しいとき
セント・ジョーンズ・ワート
セント・ジョーンズ・ワート(セイヨウオトギリソウ)は黄色い花を咲かせる植物で、抗うつ薬と同様の働きを持ちます。そのエキスを抽出したサプリメントが広く販売されており、うつ病や不眠症で悩む人などに用いられています。
うつ病や睡眠障害のみならず、イライラやストレスによる不安を抑えて精神を安定させる効果があるとして利用されています!
服用時の注意
持病を持つなどして薬を飲んでいる場合、他の医薬品と併用する際には十分注意が必要です。服用中の薬の効果を弱めたり、副作用を強く引き起こしたりすることがあるため、そのような場合は必ず医師に相談してから利用を考えましょう!
脳の機能をサポートする栄養素
上記の他にもDHA、レシチン、イチョウ葉エキス、ホスファチジルセリンなどが脳の機能サポートに有効だと考えられています。
食品での摂取が難しい時はサプリの利用も効果的
時間や手間を考えると食事で全てを摂取するのは難しい
確かに毎日の食事で必要な栄養素をバランスよく料理出来たらそれに越したことはありませんが、そもそもストレスの多い社会で毎日を生きている中で、「そんな時間も無いし、手間もかけられない!」とおっしゃる方も多いでしょう!
そんな時はサプリの力を借りるのも良いかもしれません!
食事と並行してサプリを利用していく
まとめ
環境や人間関係の変化などストレスの多い時期には、無くせないそのストレスと上手に向き合っていくことが大切です。
自分自身でできる対策を早めに考えて、大切な心と身体をしっかりとケアしてあげましょう!
それでは今回はこの辺で、皆様の幸せな生活を応援しています!